MASSIVE ACTION GAME (MAG) レビュー

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MASSIVE ACTION GAME(MAG) 徹底レビュー 前編

はじめに

このページでは1月28日(木)に発売予定となっているPS3用FPSゲーム、「MASSIVE ACTION GAME」(MAG)のレビューを書きたいと思う。家庭用ゲーム機のタイトルということで、PCゲームに関するハードウェア情報を扱う当サイトとは少し色が異なると思うが、FPSジャンルということでお許し頂きたい。

筆者はこのようなゲームのレビューを行うことはないのだが、先日おこなれたMAGのクローズβテスト、オープンβテストに参加し、合計130時間ほどプレイさせていただいた。その結果、レビューを書かずにはいられないほどの「MAG中毒」になってしまったのである。そしてなによりも、これほど楽しいゲームの存在と魅力を多くのユーザーに知って欲しいと思い、このレビューを書かせていただいた次第である。

まずはじめに、このMASSIVE ACTION GAMEについて一言いわせて頂きたい。
「MAGは大人数対戦型のFPSにおけるひとつの壁を破ったタイトルである」


少々大げさなセリフに聞こえるかもしれないが、実際にプレイしてもらえばこのセリフが大げさでなかったことをわかってもらえると思う。MAGを実際にプレイしてみて、様々な衝撃と興奮を味わったが、なによりも純粋に「楽しい」と感じることのできるFPSであった。

FPSに慣れ親しんでいるプレイヤーはもちろんだが、FPS未経験者、初心者のユーザーにも特にオススメしたいタイトルである。前置きが長くなってしまったが、今回は実際にβテストをプレイしたうえでのMAGの魅力や気づいた点について綴っていきたいと思う。

※本レビューではMAGに関する細かいルールなどには触れないため、ルールや仕様などについて詳しくはゲームサイトでの解説記事やwikiを参考にしていただきたい。

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■MASSIVE ACTION GAME (MAG)
■発売日 :2010年1月28日(木)
■価格:4,980円(税込み)

プレイしてとにかく楽しい。そしてカオスな256人対戦

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256人対戦出撃前の第4小隊32人のメンバー配備表である。第1〜第4小隊まで合計128人を中隊と呼ぶ

MAGには複数の対戦形式が存在するが、一番の売りはなんといっても「256人同時対戦」だろう。過去にも大人数プレイを売りにしてきたFPSタイトルは複数出ているが、MAGの256人という対戦人数は他FPSとは一線を画す。(MMOFPSは除く)

MAGにおける256人対戦を一言で言い表すと「お祭りゲー」である。

今までに多くのFPSタイトルをプレイしてきたが、MAGほどに多くのプレイヤーが一同に介して戦闘を行う光景を目にしたことはなかった。無数の敵味方が入り乱れ、銃声と爆発音が半永久的に響き渡る様はまさにカオスと呼ぶにふさわしく、実際の戦場における最前線で戦っているかのような錯覚に陥るほどである。
 

 - 敵拠点の門の爆破と同時に建物内に雪崩れ込む隊員たち

 - 敵分隊の一斉射撃による凄まじい弾幕

 - 雪合戦のように飛び交う手榴弾の雨

 - 銃弾が交錯する中、吹き飛ばされた門を必死に修理する工兵たち


このようなシーンを想像したらワクワクしてこないだろうか?
MAGではこのような場面が日常茶飯事のように繰り広げられるのである。


256人対戦(制圧)について

MAGの売りである256人対戦「制圧」はルールが少々複雑である。

制圧を 初めてプレイする際はルールがわかりにくいうえに、MAPが凄まじく広いため、隊長の指示次第でどこを攻めて良いのかわからずに右往左往するだけでゲームが終わってしまう可能性もある。

筆者自身も256人での制圧をはじめてプレイした際はなにをすればいいいのかわからず、面白みを感じることができなかった。だが、ある程度MAPを理解し味方との連携ガ取れるようになってくると、完全に別ゲームとなり世界が変わってくるのである。制圧をはじめてプレイする際は事前に下記のwikiなどで予習をしておくことをおすすめする。

MAG:MASSIVE ACTION GAME wiki


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制圧戦終盤のMAP表示。MAP上の赤印が敵、青印が味方である。多くのプレイヤーが拠点で戦っていることがわかる

FPS未経験者や初心者にもおすすめな理由

デス数(死んだ数)がチームの勝敗に影響しない

MAGでは敵にやられた場合でも、制限時間内であれば無制限に生き返ることができるのでプレイヤーのデス数が勝敗に影響することはほとんどないといえる。チケット制のルールやリスポーン数が限られているルールの場合、プレイヤーの死んだ回数がチームの勝敗に直結してしまうため、FPSに慣れていないプレイヤーだと、デス数だけがどんどん積み重なり、自分のせいでチームが負けたのではないかという自責の念に駆られ、プレイ意欲が失われてしまうということも少なくないと思う。

MAGではデス数が勝敗に影響しないうえに同時にプレイしている人数が多いので、デス数が多かったとしても、他のプレイヤーはあなたのデス数などほとんど気に止めることはない。そのため、FPS未経験者や初心者ユーザーであっても、やられてしまってチームに迷惑をかけるなどということを一切気にせずに、どんどん突っ込んで、やられまくったとしても問題ないのである。

 

 

工兵や衛生兵の存在

「FPSの基本は敵を撃って倒すことである」
だが「FPSは好きだけど、相手を撃って倒すことが苦手」という人もいる。

そういったプレイヤーにもMAGででは工兵や衛生兵といった役割が用意されており、主にサポート的な役割でチームに貢献することが可能である。工兵や衛生兵についてのシステムは、すでに他FPSでも導入されているが、プレイ人数の多いMAGでは、より活躍の場が広がり、チームへの貢献度も高くなっている。

  - ただひたすらに職人の如く、施設や門を修理する工兵
  - 戦場の最前線で走り回りながら傷ついた味方を治療する衛生兵


敵を倒す突撃兵だけでなく、他の役割でも十二分にチームに貢献することが可能であるので、今まではFPSを敬遠していたというプレイヤーもMAGからFPSの世界に足を踏み入れてみてはどうだろうか。

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衛生兵は、瀕死状態の味方を医療キットを使用して蘇生させることができる。前線における必須スキルである。


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制圧拠点の門を防衛している様子。門を直す工兵と、敵に倒され瀕死の兵士が横たわりカオスな状況になっている。


オンライン対戦の気になる「アレ」について

オンライン対戦における最大の敵 「ラグ」(遅延)

1つの戦場に256人、しかも日本人だけではなく様々な国の人が同時に参加すると聞いてある程度FPSをプレイしたことのあるプレイヤーであれば、ラグによってまともなプレイができないと想像するであろう。


だが…まともに、しかもほとんどラグを感じることなくプレイすることができるのである。


走っている敵兵に対してでも照準で狙いをつけた通りにキッチリと当たるのである。ハッキリ言ってこれがMAGをプレイしての一番の衝撃であった。ゲームによっては16人程度の対戦、しかも日本人同士の対戦であっても、ラグが発生し相手の動きを見越して撃たなければ弾が当たらないということはある。それがMAGでは同じ戦場に256人、なおかつ多国籍なプレイヤーが参加していてラグが発生しないワケがない環境なのだが、何故、照準で狙った通りに弾が当たるのだろうか。

筆者自身ここしばらくは、ガチンコでFPSをプレイすることがなかったため、自分の感覚が狂ってしまったのかと不安になってしまったほどであったが、しばらくプレイをしていると、ラグのカラクリがある程度わかってきた。

「ラグがない」のではなく「ラグを感じさせない」ような作りになっているのである。
普通にプレイしている分にはラグを感じる機会が全くといっていいほどないのだが、敵からの射撃をうけて物陰に隠れたあと、1秒ほど経ってから死ぬということがあり、実際にはラグが発生しているということをようやく認識できた。だがプレイしていてラグとして認識できるのはこの程度であり、外国人のコアタイムにプレイをしていてもラグが気になることはほとんどなかった。筆者はゲームのサーバーやクライアントのネットワークについての知識は全くない為、MAGのネットワーク処理がどのように行われているのか検討がつかないが、本当に素晴らしい技術だと思う。

 

 

大人数対戦におけるラグと双璧をなす問題 「処理落ち」

大人数のプレイヤーが1つの画面内で戦闘を行うと、ハードの処理能力が追いつかず表示がカクついてしまうという現象はFPSならずともMMORPGでもよく見られる現象である。

MAGの256人対戦においても終盤の激戦区になると自分の周りで、一度に20人〜30人ほどが戦闘を繰り広げる場面が頻繁に発生する。それだけの人数がただ動いているだけではなく、激しい銃撃戦を行い、大量のスモークが焚かれ、無数の手榴弾が入り乱れて飛ぶような状況である。

一般的なゲームでこのような状況であれな凄まじい処理落ちが発生して、表示がかくついてしまい、まともに相手を狙うことができなくなるであろう。しかしMAGはそのような状況においても、ほとんど処理落ちすることなく、問題なくプレイすることが可能であった。

これだけのグラフィックを維持しながら、ラグと処理落ちの二つの問題をほぼ感じさせない作りは本当に素晴らしいの一言に尽きるものである。



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実際にこのような場面でラグが発生すると致命的であるが、MAGではラグが気になる場面がほとんどない。

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多くの兵士が密集して激しい戦闘をする場面でも、処理落ちを起こして画面がかくつくことはなく、非常になめらかに表示される。